楽器屋さんに行く前に!金管楽器奏者なら知っておきたい「マウスピースの基礎知識」

皆さんこんにちは、lalatoneインフルエンサーのTanakaです。

金管楽器奏者の皆さん。突然ですが、自分に合ったマウスピースを使っていますか?

プロ・アマチュア問わず、全ての金管楽器奏者の大きな悩みの一つである「マウスピースの選定」。

今回はそんな悩める金管楽器奏者のための、マウスピース選びのために必要な「マウスピースの基礎知識」をご紹介いたします。

こんな感じでできていた!マウスピースの仕組み

「大将、牛タンとハラミ一皿ずつ頂戴〜」

ハイボールと一緒に食べるなら、やはり牛タンとハラミに限ります(個人差あり)

そんな牛肉の部位のように、皆さんが普段使っているマウスピースにも、実はそれぞれの部位に名前が付いているんです。

マウスピースの部位ごとの名前はこんな感じになっています。

このように、マウスピースは主に

  1. リム
  2. カップ
  3. ショルダー
  4. ストロー
  5. シャンク
  6. バックボア

からできています。(詳しく分けると、もう少し部位を分けることもできますが、またの機会にご紹介します。)

でも、「名前だけ覚えても、選び方なんてさっぱりわからないよ!」という方がほとんどかと思いますので、ここからはマウスピース選びをする際に抑えるべきポイントを紹介していきましょう。

マウスピース選びで必ず押さえておくべき4つのポイント

「じゃあ、自分に合うマウスピースはどうやって選べば良いのか。」

もっとも重要で的確なのは、「実際に口に当てて、試し吹きしながら選んでいく。」ことです。

しかし、試し吹きをしに楽器屋さんに行く前に、覚えておいた方がよい情報ももちろんあります。

なのでここからは、「マウスピース選びで必ず押さえておくべき4つのポイント」として、Tanakaが考える基本をお伝えしていきます。

① リムの厚さ

楽器演奏時のスタミナに直接関わってくるのが、リムの厚さです。厚いリムは唇と安定して接するため、長時間の演奏がしやすくなる傾向にありますが、その分柔軟性がなくなりリップスラーなどの奏法の難易度が増してしまいます。
一方薄いリムは、唇に食い込んでしまう分疲れやすくなってしまう難点があるものの、唇の自由度は増して様々な音域・奏法に対応しやすくなる傾向にあります。

リムが厚い場合

  • メリット
      • 長時間の演奏に耐えられる。
      • ハイノート(高音域)が出しやすくなる。
  • デメリット
      • 跳躍やリップスラーの難易度がUP
      • 低い音が出しにくくなる。

リムが薄い場合

  • メリット
      • 跳躍やリップスラーがやりやすくなる。
      • きれいに出せる音域が広がる。
  • デメリット
      • スタミナ切れを起こしやすい。
      • ハイノート(高音域)を出す際の負担が大きくなる。

② リムの形状

リムの形状も、演奏時のスタミナに関わる大事なポイントです。

リムは大きく分けて、横から見て平面状になっているフラットリムと、山型に膨らんでいるラウンドリムの2種類があります。

どちらを選ぶかは好みが分かれますが、重要なのは「自分の唇に合っているか」。

フラットなリムの方が安定感は増しますが、フラットすぎると演奏時に唇がひっかかってしまったりすることも。

逆に、膨らんだリムは柔軟性こそあるものの、演奏時に唇が滑ってしまうなどの難点があります。

実際にマウスピースを唇に当ててみて、「フラットすぎず立体的すぎず」なちょうどよい感触のマウスピースを選ぶのがよいでしょう。

③ リムの内径

一般的に、リムの内径が小さくなれば高音域が出しやすく、大きくなれば低音域がより豊かな音色になりやすくなる傾向があります。

だからといって、「高い音を出したいからとにかく内径の小さいリムにしよう!」というのはNG。

唇の厚さに対してリムが小さすぎると、カップの縁に唇が引っかかってしまい、逆に音が出にくくなってしまうんです。

そこでおすすめの目安は、「楽器を吹く口を作って、その唇の高さ以上のリム内径を選ぶ」と言う方法。

実際に口に当てた時に、唇の赤い部分が外にはみ出ていないかチェックしてみてください。

はみ出てしまっている場合は、自分の唇に対してマウスピースが小さい可能性も。

鏡を見ながらチェックしてみましょう。

これさえ守れば、ジャストフィットするマウスピースが見つかる可能性が大きくアップします。

④ カップの深さ

カップの深さも音色に関わる重要な部分。浅いカップのマウスピースは、明るい音色が出しやすくなり、高音域の演奏が容易になりますが、音量は小さめ。
一方、深いカップは暗めの音色で低音域が出しやすく、大音量が出しやすくなります。

いかがだったでしょうか?

これさえ押さえれば、あなたにぴったりのマウスピースが見つかる可能性が格段にアップ!

とはいえ何度も言いますが、マウスピースを選ぶときは必ず試し吹きをしてください。

自分の唇の特性は、知っているようで知らないもの。「意外にこっちの方がよかった!」なんてこともよくあります。

これまでご紹介したポイントよりも、フィット感の方が重要なのです。

でも、この記事を読んだ皆さんが、少しでも自分に合ったマウスピースに出会える確率が高まれば幸いです。

試し吹きの際のポイントは次の機会にご紹介しますので、是非チェックしてみてくださいね!